- 2010-03-25 Thu 23:05:01
- brasil


右端:環境警察署長 頭を抱える川岸住民
川岸住人にとって貴重な木材での収入であるが、ほぼ違法伐採であるので「たまには」取り締まりにあい没収されてしまうこともある。たまには、というのが説明しにくいけれど、日本の高速道路で覆面パトカーにスピード違反で捕まる位の感じである。(非常に個人的な感想な上、何の根拠もありません)
そもそも、ブラジル政府には農業推奨政策があり、1930年代の後半からさまざまなアマゾン開発計画が立案されていた。(第2次世界大戦などもあったので実際には60年代からの施行であったが) その上、70年代には、欧米の金融機関がブラジルを初めとするラテンアメリカ全般に高金利の貸付を行った。しかし、これがかなりの高金利であったため、ブラジル経済は完全に混乱をきたし、アマゾンの天然資源や木材を輸出し返済に充てたが、これまた不利な交易条件であったため膨大な量の輸出(=森林破壊)を行うこととなったのである。
そのため、80年代までは国を挙げての大伐採だったのが、借金支払いの目処が立ち90年代に入ると、今度は環境保護の波が押し寄せ、伐採にたいして厳しい時代となった。
そんな背景があるので、森林法の説明会などでは、州政府関係者や環境警察、そして川岸住人の間には、なんだかなぁ といった微妙な空気が漂っている。
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