- 2010-03-30 Tue 23:43:51
- brasil


アマゾン河の支流の一つ、マラカ川沿いに建つ製材所。製材所の屋根は、ブスという椰子科の植物で葺かれている。
製材された木材は、仲買人が集荷し木材市場へ運ばれるが、時には、製材者が直接移動することもある。
製材所での木材の価格は、伐採賃 製材所までの移動賃 製材賃を積算したもので、原価として計上されるべき木材の価格は含まれていない。木そのものに価値を置かないのは文化の違いといえるが、かたや日本では、20年ほど前の話であるが、東京・府中にある大國魂神社の欅の木は1本1億円以上と言われていた。
しかし、製材所では手間賃だけの価格であるため、当然樹種に関係なく1ダース単位の価格で取引されているが、市場に並ぶと樹種により単価が異なる。
問題は、上記の手間賃だけでは持続的な森林資源の活用は不可能なことである。


マラカ地区には電気が来ていないため、ディーゼルエンジンを動力に、ベルトがけで複数の丸鋸を回している。この辺は、昔の木工ロクロの作業場のようで親しみがわく。
ディーゼルエンジンは、発電機の動力としても利用されており、子供達が日本のアニメ(このときは金色のガッシュベルだった)を見たり、夜間の照明に利用されている。
天気の良い晩、ディーゼルエンジンが止まると静寂が広がり川面には満点の星が映る。
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