- 2010-01-13 Wed 20:59:55
- brasil

toco:切り株
違法伐採業者のほとんどは重機などを持たない(持てない)人々なので、伐出方法も限られたものになる。
アマゾン河の本流ならびに支流の川岸は、雨季になると陸地の大半が水没するバルゼア(氾濫原)と呼ばれる森林地帯がある。
バルゼアの場合は、この雨季の間に伐採し近くの毛細血管のように無数にある水路を利用し製材所まで移動する。乾季は水路の水位が低くなるため利用できる水路が限られおのずと雨季に伐採が集中する。
一方写真の場所はテーハフェルミという日本の森林と同様の環境にあるため、伐採業者はチェーンソー1台で伐採した木材をその場で製材し人力でトラックまで運ぶ。
伐採現場のあとには写真のように切り株と末の細い部分が残されるが、木っ端や末の部分はは近場に設置された炭焼き小屋で加工される。
そして主だった樹がなくなると移動する。日本の木地師と通じるものがある。
彼らが伐採するのは太い樹だけなので、皆伐されるようなことは皆無であり環境への負荷は低い。
森林密度が多少減ることがあっても森林面積への影響はほぼ無いものと考えられる。
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